地震被害想定結果
新潟市西蒲区における被害想定が公表されましたので纏めてみました。
このページは「新潟県地震被害想定調査検討委員会(第9回)」の最終報告書(案)公表に基づいて新潟市西蒲区のみの人的・建物被害をグラフ化し纏めたものです。
地震対象は長岡平野西縁断層帯です。
引用:新潟県防災局第9回新潟県地震被害想定調査検討委員会
新潟市西蒲区のみ |
新潟市西蒲区・地震による人身被害想定結果 |
新潟市西蒲区・地震による人身被害想定結果 |
西蒲区では死者、負傷者とも他地域と比較し、大幅に被害が増大している。
これは建物の耐震化が進んでいないことで全壊・半全壊が他より圧倒的に多いことに起因している為と想定される。
建物被害の状況等は下図を参照ください。
新潟市西蒲区・地震による要因別建物被害想定結果 |
新潟市西蒲区・建物棟数及び建築年数比率 |
西蒲区旧耐震の木造建物は58%(新潟県内では全市町村中ワースト4)、新潟県平均48%、新潟市平均44%から見れば古い建物が多い。
このため、揺れによる建物被害は全壊・半壊で1万8千棟以上(全建物比43%)にも及ぶ。
仮に建物被害が全て旧耐震の建物とすれば旧耐震建物比75%となり4棟中3棟は被害にあうことになる。
その他にも地震火災、液状化、土砂災害、津波等での建物被害も発生する。
尚、調査結果では地震時の要因毎(揺れ・液状化・地震火災等)に被害棟数が計算されている為複合要因での被害建物もあります、その為一概に各要因別被害棟数を加算することは出来ません。
上記のグラフは ここ からDL出来ます。
参考までに全国の耐震化率を下図で示します。
また、新潟県全体の被害状況は新潟日報デジタルプラスに報道されております。
これらの想定見直しを地震への危機感を持つきっかけにしてほしいものです。
また、最悪の想定をしておけば、それを下回ったとしても対応できることに繋がるものと思います。
以上を踏まえ今後の備えについては次回以降更新時としますが、思いつき出来ることから備えを進めることが大切と感じます。
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